再会~発展

「いいよ、全然。大丈夫でしたか?」
オレはあの時、そそくさと帰ったので座り込んでしょげていた、彼女のその後は全くしらなかった。
「彼氏だったんですけど、結局わかれました。」
下から見上げる彼女は、窓から差し込む太陽の光で輝いてみえた。
オレはまず、彼女の容姿に感心した。髪は胸元あたりまであり、ウェーブがかかっているせいかホワホワとした雰囲気だ。
しかし、その顔は凛と整った端正な面立ちである。
芸能人にも似たようなコがいたが思い出せない。
(いい女だな)
そう思った。

オレは、彼女を口説きにかかっていた。
こんな無職の男を彼女が相手にしてくれるはずもないのだが、口説かずにはいれなかった。

出身や趣味などいろいろなことを話かけた。
いつしか彼女は、オレと同じテーブルに座り笑顔を見せてくれていた。
正面から見る彼女は美しく、先週のわめきちらしていた女と同一人物とは到底思えないほどだった。
何気にオレは彼女に聞いた。
「仕事は何してるんですか?」
「・・・」
初めて彼女が黙りこんでしまった。
何かいけない事聞いてしまったかな?
少しの沈黙のあと、彼女は小声で口を開いた。
「風俗・・やってます。」

彼女は勇気を出したのだろうか?
それともそんなことを聞いたオレに対して怒っていたのだろうか?

予想外の答えに、情けないことにオレはどう答えていいかわからなかった。